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紫大尽を使ったお茶漬け

2011/07/12 20:57

 

 

 

ご用意いただくのはご飯と鰹節と海苔、それに、紫大尽(淡口醤油)です。

それぞれがシンプルな素材なので、単独で食べた時はまぁ普通だと思いますが、

これらをあわせると奇跡ともいえる味になるから驚きです。

 

 

【作り方】

 

1.ご飯に鰹節をのせる

2.お湯を注ぐ

3.紫大尽をかける

4.仕上げに海苔を散らす

*ご飯が冷えている場合、一度お湯を注いで捨てて、再び注いでください。

 

 

 

お湯をかけた時にたちのぼる香りと、一口目のだしの風味は最高の贅沢を演出してくれます。ちょっと小腹の空いた夜食や、お酒を飲んで帰ってきたときに・・・

 

 

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あれから1ヶ月。八木澤商店。

2011/04/13 10:32

 

* 昨日、職人醤油のメールマガジンに書いた内容を記載させていただきます。

 

 

職人醤油.comの高橋万太郎です。


東北地方太平洋沖地震で被災されました皆様にお見舞いを申し上げますとともに、
犠牲になられた方々とご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。

今回の震災は、本当に他人事ではありませんでした。
これは誰もが感じたことだと思いますが、特に私が最初に見たニュース映像が、
岩手県の陸前高田の様子だったことは、この上ない衝撃だったのです。

岩手県陸前高田市。
職人醤油に初期からご参画いただいている「八木澤商店」の蔵がある土地です。
まちの大半が津波の被害を受けました。ニュースでも度々取り上げられていたので、
ご覧になった方も多いと思います。

テレビ画面に「陸前高田」と表示され、まちの様子の映像が流れていました。
八木澤商店を訪れた際に、数百メートルしか離れていない海岸から日本海を眺めたこと。
河野通洋専務の地元の仲間たちと夕食をご一緒させていただきながら、
「陸前高田はいいとこだ!こんなに素晴らしい自然と仲間がいる!」と皆で盛り上がっ
ていた様子が一瞬で思い出され、「本当に、この映像が陸前高田か?!」と・・・

あれから1ヶ月。

八木澤商店のホームページにメッセージが掲載されました。
是非、ご覧いただきたいです。

▼ 八代目物思いにふける「それが僕の生きる道だ」
http://www.yagisawa-s.co.jp/hatidaime/index.html

ここにもあるように、「復興は若い手で!」との想いから、通洋社長への交代を経て、
そして予定通り、4月に新入社員を迎え入れ、復活宣言をされました。

新社長の河野通洋社長が、「必ず再建させる!」と言われるのですから、
私としても職人醤油としても、何が何でも協力していきたいと考えています。

ただ、ご存知の方も多いと思いますが、醤油造りは時間がかかります。
普通に原料を仕込んでも搾るまでに1~2年。今回の場合は、事務所を構えて工場を構えて、
製造設備を整えてからのスタートになります。ましては、醤油造りの主役である微生物たちも
200年連れ添った微生物たちとは違う・・・新たなスタートというわけです。

最初に搾れるのがいつになるか?
そして、これが八木澤の醤油だと納得するまでに
どれほどの時間がかかるか容易に想像することもできません。

その日を信じて、私たちは、「細く長く」サポートを続けたいと考えています。
もちろん、「太く長く」が最良ですが、「太く短く」になってしまうくらいなら、
「細く長く徹底的に」サポートさせていただきたいと考えています。

どうか皆様も一緒に長く長くサポートしていただけますと幸いです。


(追伸)
通洋社長のご子息の通明さん(11歳)と千乃さん(7歳)から、こんな素敵なお葉書をいただきました。

通洋社長が9代目に就任したばかりですが、将来の10代目である通明さん。
きっと八木澤商店は復活する!そう確信するのは私だけではないはずです。 

  

 

 

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桶仕込みは良い醤油なの? (2/5) - 桶仕込み醤油の特徴

2011/04/07 08:30

 

 

醤油づくりは微生物による発酵活動なので、
彼らが活躍しやすい環境を作ってあげることが大切。
 
それぞれの容器にメリット・デメリットが存在すると思います。
 
昔ながらの醤油と言えば桶仕込みを連想される方は多いと思います。
薄暗い蔵の中で桶に入った諸味を職人がかき混ぜているイメージです。
 
また、「樽酒」といえば、日本酒を杉樽に一定期間貯蔵したもの。
ウィスキーはカシやナラの樽に詰めて
長期熟成させる工程が重要となっているため、
桶で仕込んだものは単純に良い物というイメージになりがちだと思います。
 
 
では、醤油の場合はどうか?
 
 
というと、確かに桶で仕込んだものは独特の香りがあります。
ただ、単純に桶で仕込めば桶の香りの付いた美味しい醤油になるかというと、
そうではないと感じています。
 
桶仕込み醤油を造っている蔵は、少ないながら確実に残っています。
そして、どこの蔵もとても苦労しています。
 
何が大変かというと発酵熟成の管理なのですが、
基本的に自然の環境に頼って微生物が活動するわけです。
 
夏の気温上昇に伴って活動を活発にして、
冬に近づくと活動がゆっくりになる・・・といったイメージなのですが、
当然のことながら毎年気温は変わります。
 
発酵熟成の具合も毎年変わってくるわけです。
さらには、同じ蔵のものでも桶によって中に住みつく微生物が違いますから、
同じ蔵で同じ原料を仕込んでも出来上がる醤油は異なってくるのです。
 
また、衛生面を考えればタンク式の方が優れているという意見もあります。
逆に、蔵に住み続ける微生物たちが
その蔵の味を何百年も保ち続けているのだという意見もあります。
 
ひとつ確かなのは、桶仕込みの味は一朝一夕でできるものではありません。
そして、この蔵や桶に住みつく微生物の生態系は一度醤油作りをやめてしまうと、
復元することは不可能であるという点。これは確かなことだと思います。
 

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桶仕込みは良い醤油なの? (1/5) - 醤油をつくる容器は主に4種類

2011/04/06 08:47

 

 

昔の醤油造りは木桶で行われていました。
鉄やプラスチックで大型容器がつくれない時代であれば、桶が使われるのは当然ですが・・・
 
現代では、大きく4つに大別できます。
桶・プラスチックタンク・コンクリート槽・大型タンク
 
小規模の醤油メーカーは、桶・プラスチックタンク・コンクリート槽。
大規模の醤油メーカーは、大型タンクであることが多い印象です。
 
桶はイメージがつきやすいと思いますが、
高さ2メートル・幅も2メートルくらいあるものが多いです。
このくらいの大きさで30石桶とか6尺桶とか呼ばれます。
(1石が約180リットルなので、30石で5,400リットル)
 
プラスチックタンクは、FRPタンクともいわれ、
ガラス繊維の入った強化プラスチック。
大きさ的には先ほどの桶よりは小型のものが多いですが、
中には、強大なタンクもあります。
 
コンクリート槽は、小学校のプールの縦横幅を小さくして、
深くしたようなイメージです。桶よりも大容量の容器をつくることができたので、
戦後に主につくられました。
 
大手醤油メーカーは屋外型の発酵タンクです。
一見するとビルのような建物ですが、
しっかりと発酵管理して、あれだけ大量のものを同じ品質にするのですから
技術の進歩はすごいと感じずにはいられません。

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醤油の価格の変遷 (5/5) - 大切に使ってください!

2011/04/05 11:35

 

 
醤油は比較的安価に売られていますが、
製法としては醸造品ですので一朝一夕に出来るものではありません。
 
1リットルの醤油の半分はエキス分で、
その元になるのは大豆と小麦と塩となります。
 
それらを、半年から長いもので3年くらいの
時間をかけてつくっているわけです。
 
 
原料のコスト
設備に係るコスト
そして、造り手の人件費などのコスト
 
 
これらを考えていくと
「安くて当たり前」のものではないのです。本来なら。
 
 
だからといって、高く買ってくれというのではなく、
「安いものだからと無駄に使って欲しくない!」
と造り手たちは言います。
 
 
お寿司や餃子を食べる時、
結構多くの醤油が使い残されて捨てられてしまっています・・・
 
ついつい、特売の大きい容量の醤油を買って、
使うのに時間がかかって、気づけば酸化して、
風味も味も台無しになっていて・・・など。
 
 
大切に使っていただけると嬉しいです!
 

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醤油の価格の変遷 (4/5) - 技術の向上

2011/04/01 10:03

 

 
私は、昔ながらの手法で造られた醤油を扱っていますが、
単純に昔ながらの作りが、最良とはいえないことがあると感じています。
 
自然の環境で熟成させること。
発酵食品を作る場合には、道理にあっていると思いますが、
人が手を加える工程、例えば大豆を蒸すことについていえば、
機械を使った方が美味しい醤油ができたりもします。
 
昔は、大豆を釜でドロドロになるまで煮込むのが、
良いとされていたことがあったそうです。
 
ただ、技術が進歩して数値の分析をしていくと、
圧力釜を使って短時間で蒸した方が、
タンパク質がアミノ酸に変化する効率が良いことが分かってきたりします。
 
 
醤油は蒸した大豆と炒った小麦に、麹菌をつけて分解してもらうのですが、
当然、蒸していない大豆に麹菌を付けても何も起こりません。
 
感覚的には、大豆をドロドロに煮た方が
分解しやすいんだろうなと思ってしまうことも納得。
 
 
伝統産業でよく言われることですが、
「変えるべき部分」と「変えてはいけない部分」。
 
何を変えるかの基準が、
それぞれの蔵元の考え方であり、
味になっているのだと思います。

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醤油の価格の変遷 (3/5) - 特売!しょうゆ。

2011/03/31 16:54

 

 
1970年代以降、米の価格は
ぐいぐい上昇していくのに対して、
醤油はそれほどではないわけです。
 
 
製造設備の近代化による生産性の向上など
様々な要因があると思いますが、
流通段階における競争も
大きな要因だったと思います。
 
 
今でもスーパーのチラシなどを見ると
「特売!しょうゆ」というのは日常的だと思います。
 
 
日常生活に欠かせないものだからこそ、
特売の目玉商品になり、
特売価格が実勢価格になってしまった・・・
 
 
「スーパーで醤油が水よりも安く売られていた・・・」
 
こんな光景をみると、
造り手はとても悲しい思いになるといいます。
 
一方で、「安くしてよ!」の流通からの要望に応え、
どんどんコストを下げてつくられた醤油が棚にならぶ悪循環。
 
 
様々な醤油が通していますが、
しっかりと時間をかけて造られた醤油は、
短くても半年、長いものだと2年~3年かけて造られるものも珍しくありません。
 
 
「時間をかけて造られたものは劣化のスピードも遅い。」
 
 
醤油を比べてみると、これって正しいと感じています。
そして、もちろん美味しいです!

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醤油の価格の変遷 (2/5) - 醤油は装置産業といわれるけど・・・

2011/03/30 09:57

 

 

醤油は装置産業だといわれることがあります。
 
 
大きな装置・設備を整えれば、
それに伴って成果・収益が期待できる産業ということですが、
醤油の作り方は時代と共に変化しています。
 
 
物流の発達していない時代。
液体である醤油を運搬することはとても大変だったので、
それぞれの土地に醤油蔵が存在。
 
 
トラックが出現すると運搬方法が変わります。
小さな木桶を山盛りに積んだ写真が、
歴史のある醤油蔵には必ず保管されていると思います。
(中には、建物の2階に達するのではと思うほどの写真も!)
 
 
そして、戦後の物資難の時代になると、
「食べるものがないのに、
大豆を1年間も熟成させるにはもったいない!」というのが外国の主張。
 
「いやいや、これは伝統なんだ!」と醤油造りを守ったのが、
大手メーカーを筆頭にした当時のつくり手たちの功績。
そして、戦後の近代化政策の一環として、
地域ごとに最新設備を兼ね備えた工場をつくる動きが出てきます。
 
 
今では大型の工場でつくられた醤油と、
小さな蔵でつくっている醤油が共存しています。
 
 
どちらが良い悪いではなく、
双方に特徴と、メリットとデメリットがあると考えています。
 
 
大切なのは、
「どんな醤油なのか?」を
選択いただくことだと思っています。
 
逆をいうと、ほとんどの方が醤油を「選んで」購入していないということ。
その選ぶための情報も不足していると・・・

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醤油の価格の変遷 (1/5) - 醤油は安いもの?高いもの?

2011/03/29 12:04

 

 
醤油のイメージとして「高級品」と答える人は少ないと思います。
 
滋賀県にある遠藤醤油の遠藤善和さんは
醤油づくり50年を越える大ベテランの職人さんなのですが、
 
「私らが子供の頃は、
 醤油一升が散髪代と同じくらいだったもんだ・・・」
 
といわれていました。
 
醤油と同様に日本人に欠かせない米の価格と
比較してみると面白いことが見えてきます。
 
 
醤油一升と米一升の値段を比較していくと、
1960年くらいまでは米より醤油の方が高いのですね。
 
 
 

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醤油の産地と地域性 (5/5) - 濃口醤油と淡口醤油

2011/03/26 13:05

 

 
以下の濃口醤油と淡口醤油の使用割合を見ていただくと面白い傾向があります。
関東甲信越から東側は濃口醤油の割合が9割を越えているのですが、
それ以外の地域では淡口醤油の割合が1~3割ほどあります。
 
 
▼北海道
濃口97.8
淡口
 
▼東北
濃口94.1
淡口
 
▼関東甲信越
濃口92.3
淡口5.6
 
 
濃口醤油の割合が9割以上。
9割超えるのは関東甲信越より東の地域。
 
 
▼中部
濃口75.4
溜 12.5
淡口6.0
白3.8
 
 
中部地方はちょっと例外で、
溜醤油と白醤油がはいってきます。
 
 
▼近畿
濃口69.1
淡口30.4
 
 
近畿地方はやはり淡口の割合が高いです。
 
 
▼北陸
濃口85.9
淡口14.1
 
 
北陸は甘いタイプの濃口醤油が
多く使われています。
 
 
濃口75.9
淡口18.2
再仕込み5.8
 
 
山口県柳井市発祥の再仕込み醤油。
 
 
▼四国
濃口76.4
淡口22.0
 
▼九州
濃口73.7
淡口24.8
 
 
九州も淡口醤油がよく使われています。
濃口醤油と淡口醤油の二本を常備していることが多く、
さらにはさしみ醤油としてとっても濃厚な醤油を
もたれているケースも多々。
 
 
*(参考)醤油情報センター
http://www.soysauce.or.jp/
 

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